バッグを洗って色が出た

若い頃、

SF作家の星新一さんのショートショートシリーズが好きでよく読んでた。

その一冊、「ようこそ地球さん」(だったかな)の中に

「空への門」と言う題名のショートショートがある。

宇宙飛行士を目指して

難しい勉強や訓練を乗り越えて

十数年たちやっと卒業したのに

別の分野の同級生が

訓練を必要としない宇宙船を開発したというストーリー。

この話をいまだに思い浮かべるには訳があって

他人事ではなく

我が業界にもあり得る話だと思うからです。

今回のコロナ騒ぎで

クリーニング業界は生活関連事業で

自粛規制の対象外業種でしたが

人が動かなければやはり落ち込むわけです。

「ワクチンができるまで仕方ないなぁ。」

などの声がチラホラ。

でも私はもっと重篤な危機感を持ってます。

クリーニングと言う仕事は

「汚れたから洗う」

「シワになったから仕上げる」

「シミがついたから取る」

と言う構造の上に成り立っています。

本質ですからスキルアップは当然です。

しかし

「汚れなかったら?」

「シワにならなかったら?」

「シミがつかなかったら?」

数十年後には

「汚れない服」

「しわにならない服」

「シミがつかない服」

が出来るでしょう。

そうなると今の仕事構造自体が無意味なものとなり

宇宙飛行士の様に行き場がなくなってしまいます。

形状記憶や防汚など今はまだ加工レベルですが

そんな服もうありますよねぇ。

十数年後のそんな様子をコロナが今示してくれてるように思います。

だってコロナの影響で出歩かないという事は

「服が汚れない」

「シワにならない」

「シミにならない」のと

同じ事じゃないですか。

業界の落ち込みをコロナのせいだけにするのは

本物の危機に目が向かず言い訳っぽい気がします。

ミナペルホネン展より

 

我々が十数年後も生き残るためには

汚れ・シワ・シミといった

やがて凌駕されるであろう有形のサービスに頼る仕事構造だけでなく

汚れなくても

シワにならなくても

シミがつかなくても

いつの時代にも凌駕されない無形のサービスにも

比重を置いてなければいけないと思ってます。

先日、兵庫県立美術館

デザイナーの皆川明さんのミナペルホネン展に行ってまいりました。

皆川さんの作品(お洋服)を持ってらっしゃるお客様がいて

何度かメンテさせていただいてます。

皆川さんの思考が理解できれば、

メンテの方向も皆川さんに近づけるかな。

同じデザインの物がたくさん展示してあり興味津々です。

ミナペルホネン展は写真撮影OKのブースがあって

貴重な展示を沢山撮ってきました。

ミナペルホネン展より

 

皆川さんが仰っていた事、

「物作りは物に感情(魂)を注ぎ込むこと。」

「観る人と空間で繋がりたい」

ミナペルホネン展より

 

この言葉で今日の鑑賞料の元が取れたなと思いました。

ほかにもいっぱい文字列が並び

無形のサービスの大きなヒントになったように思います。

ミナペルホネン展より

 

私が目指すところ

あのお店に行くとワクワクする。

あの店に行くことがステイタス。

あの店に行くことがお洒落の証。

服の完成品ではなく服の感性品でありたい。

*

さてさて

本日のお題は

「バッグを洗って色が出た」

 

シミを付けてしまったのでメーカーにクリーニング依頼したのですが

全然取れてなかったので自分で水で洗ったそうです。

うまく取れたそうですが乾いてみると写真の通り。

パイピングの革から色が滲み出ています。

方々に持って行ったそうです。

中には「塗って復元できます」とか簡単に言われて

ブランド品だけに不安になり引き上げてきたそうです。

それ正解です!

一点一点シリアル番号の入ったお品は

作者が魂を込めて作った作品。

それをキャンバス地に塗って隠ぺいするなんて・・

作者に失礼極まりない行為

もっと敬意を表しなさいと言いたい。

で、

ある店でこれを触れるのはおそらくあそこしかない。

と言われ当店に来たそうだ。

そう思われてるのは光栄な事ですが

そう言われてもこれはやばいですよ。

「魂を込めて・・」なんてタンカを切った以上

選択肢はかなり絞られてると言うか

「残念ですが」と言いたい。

結局、スタッフは

「完全は無理ですが

持ち歩けるぐらいまでは

なんとか頑張ります。」と

私の”お客さんの笑顔が見たい病”に感染していた。

ある意味コロナよりも危険かも。

イジメか!

だが秘策がないわけでもない。

スタッフも馴れたもんで

私をイジメる範囲の限界を把握しているようだ。

毎日がこんなで私もスタッフに鍛え上げられて今がある。

 

バッグのご相談なら
セレブが選ぶ高級クリーニング
レザーメンテナンスの「Royal MIYABI」

キャンバス地バッグの色修正

今年も半分過ぎてしまいましたね。

各地で規制も緩和されてきてますが、

まだまだ

コロナ渦はおさまりそうにありませんね。

少し余裕が出てきたのか

手落ち、失敗、責任など

ネガティブなキーワードが目立つようになってきました。

誰かを加害者にしないと

はけ口がないのでしょうか。

しかしみんな一生懸命やってるし、被害者なのです。

*

阪神大震災の時期に

我が息子は小児がんを宣告され、

震災とダブルショックで

平穏な生活は一変しました。

仕事、お金、家族・・。

でもこれが現実で受け止めるしかないのです。

誰が悪い?何が悪い?

この子ですか?

責任追及すると矛先はどこに向かいますか?

責任追及しておさまりますか?

この時私が思ったことは

小児がんは家族みんなの病だと。

そしてこの病と向き合うために

それぞれの請け負いがあるのだと。

息子は体を請け負い、妻は看病を請け負う

兄弟たちは寂しさを請け負い、

そして私はがんと向き合うための情報収集を請け負う。

何の知識もない私は先ず

一から医学の勉強です。

それぞれが自分の役割を遂行し、

家族が一つになる事で病と立ち向かっていけると信じました。

経過が悪い時は落ち込みますが

誰も批判しません。愚痴も言いません。

この子さえいなかったら・・と言う

悪魔のささやきにも、

一つの家族と言う力に守られました。

ただ良くなることを信じ、

自分のやるべきことを一生懸命続けるのです。

命に直面した息子は一番苦しかったでしょうが

みんな一生懸命で、辛い思いに差はありません。

お陰様で苦しい闘病の末、

一年後息子は無事退院できました。

この経験で家族は強くなりました。

皆それぞれ活躍しております。

この時期の経験は

今現在、仕事で不可能を限りなく可能に近づける

執念となりました。

革の技術も

この時期に学習した皮膚のアナトミーの副産物なのです。

今回のコロナの一件も私はよく似ていると思います。

政府、病院、各自治体みんな必死で頑張ってくれてると思います。

そして皆さんも日本と言う家族の一員ですから

ネガティブな思考はせず

自分の請け負うべく役割は何か?を考えれば

きっと平穏な日常がやがて取り戻せると思います。

日本は強制ではなく

自粛で乗り切れる民度の高い民族なのだから。

*

さてさて重たい話はこれくらいで

本日のお題は

布製バッグの擦れ剥げ修正です。

 

チャック部分や角が擦れやすく剥げてます。

これはこれでジーンズのように味があるのですが、

クライアントは新品の状態ではなく

もう少しましに剥げを抑えたいそうです。

何が難しいかってジーンズのように

紺色と白が混在しているいわゆる霜降りのようなので

ただ紺色を調色して塗っても合わないのです。

そこで私の顔料マジックで施工です。

顔料は染料のように染まり込まないので

色のメリハリが出しやすいのです。

そしてクライアントの要望の

擦れ剥げを少し抑えた状態ですが。

これは日本の伝世品の修復と同じ考えで

時系列の変化を考慮して復元するという事です。

伝世品は出土品と違い、

環境の影響を受けて少しずつ変化していく物

例えば建物や仏像モニュメント、絵画書物など

定期的なメンテナンスを継いでいく物。

やはりお洒落度の高いクライアントは

使用感に価値を見出しますね。

これぞお洒落の熟し(こなし)です。

そしてご要望にお応えできるのが

我が顔料マジックなのです。

生地自体がすり減ってしまう前に

定期的なメンテナンスお勧めします。

 

 

バッグのご相談なら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

マスク

不足気味の時に

皆さん苦労して調達しました。

「今更間に合ってるのよ。」との声よく耳にします。

でもやっぱり困ってる人もいるわけで、

それじゃあと言うことで

当店で回収して

近くの小学校に寄付してきました。

ちょっと小ぶりなので小学生に良いかな。

とりわけ使わないなと思われる方

どうぞ当店へお持ち込みください。

ただし未開封に限ります。

お洒落のメンテナンスなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

バッグの取っ手色剥げ修正

最近、行列の女神’ラーメン才遊記’にはまってます。

もう8杯(8話)で終わりましたけど。

花登筺の「銭の花」に次ぐ

私のお商売のバイブルになりそうです。

(この画像とドラマは関係ありませんので。)

まあラーメンはともかく(ラーメン好きですよ)

魅力ある店作りの

その’魅力’って何ぞや?

このドラマでは「わくわく感」と表現して、

ではその「ワクワク感」の正体は?

’こだわり’とか’個性’など

一般受けから少しアンバランスな位置づけと言ってました。

いわゆる’特化’かな。

そして最終回ではこのアンバランスも

それを目指したものではなく

結果であるということ。

うんうんなるほど ( ..)φメモメモ。

うまく言えないけど

我々の業界も当てはまるなぁと。

ファッションと言うのは

元々あるディテールを少し崩して

アンバランスを楽しむもの。

正統と言う基本を追求した上での個性オリジナリティー。

これの極めつけがいわゆる’着崩し’。

ところがこの正統を無視してアンバランスだけを求めると、

オリジナルには違いないのですが

他とは違うだけでただの変わり者です。

お洒落とは程遠く’着崩れ’でしかないのです。

「オンリーワン(こだわり/特化)」は

「ナンバーワン」を追求した者だけが得る

アンバランスの業。

と私は思ってます。

そこには探究者の全霊が注ぎ込まれ

ゆるぎない’わくわく感’が生まれます。

一方「オンリーワン」を追求する者は

常に話題となる変化を求め

そこには方向性がなくただの「変わり者」で

すぐに飽きられてしまうのです。

派手なパーフォーマンスや話題より粛々と

こだわりを追求し諸行無常。

いつの日かオンリーワン「Royal MIYABI」。

ラーメンドラマを見ながら思う今日この頃でした。

*

折角なのでお題を一つ。

バッグの取っ手のすれ剥げ修正。

これは取っ手部分を裏返したところです。

このままでもメンテナンスで良いかなと思うのですが

気になるようで、色を入れてほしいそうです。

持ち手は常に摩擦が起こる部位なので

色剥げしにくいのは染料なのですが

逆に色落ちしやすくなります。

でもやっぱり顔料かな。

顔料は無機質で

いかにも”塗りました感”と

定着の問題があるのですが、

それでも顔料でいこう。

染料のような深みを出し、

定着を安定させる秘策があるのです。

顔料を染料のように使うことで

色の深み温かみを再現します。

そして

まったく綺麗に復元するのではなく

使用感をそのまま再現するのです。

要するに他の部分の経年変化と

同じレベルに復元することで修正の違和感をなくし、

革の使用感や風格を維持するのです。

今回は定着に苦労しました。

顔料をいかに染料の質感に近づけるか、

これが私の”こだわり”で日々悩んでます。

はたして

”ワクワク”していただけますでしょうか。

*

ブログの更新が滞っておりましたが、

そろそろ更新しないとネガティブに思われちゃいますね。

いえいえ超活性してますよ。

ビフォーアフターの事例は

インスタの「レザー編」「テキスタイル編」にアップしてますので

そちらもご覧になってください。

レザー・お洒落のメンテナンスなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

コロナウィルスどうでしょう②クリーニングの立場から

環境衛生業種のクリーニングの立場から

「Royal MIYABI」が心掛けてる事、

他人を誘ってのお出掛けはしない。

イベント・集会には出かけない。

どこでも”入る時”と”出る時”に手洗いもしくは消毒。

対面で喋らない。

これをパートさんにも心掛けて頂いてます。

私達、環境衛生に関わる業務は

「自分を守る」ではなく「お客様を守る」でなくてはなりません。

何故環境衛生に属するのか、

それは衛生面でのお客様のハブ拠点になっているからです。

つまりはウィルスの運び屋になっているからです。

イベント・集会で

「マスクをして手洗いをしてるから大丈夫」

と耳にしますが、

それは自分自身の事で

自分が今後接するであろう相手の事を

考えてないように思われます。

感染者の広がりは

自覚症状のない人が保菌したまま

アクティブに動いてることが大きな原因になってます。

他人同士がイベントや集会等で集まれば

マスク、手洗いしても

髪の毛から足先までウィルスが付着する可能性があります。

ウィルスは付着部に3~4日生存すると言われています。

それをわれわれ業者が持ち帰って

お客様や従業員に接する事があってはならないからです。

国が要請してる自粛は

我々業務では最低限守らなければいけない

マナーと言うか義務だと思うからです。

商売ですから

当然仕事は止めるわけにはいきません。

お客さんが来ると言う事は

人が集まると言う事、

お客が知らずのうちに

ウィルスを持ち込む事もある可能性もあります。

ですから受け入れる側の我々は

店内を清潔に心掛けないといけません。

なのに

私ども業者が

お客が集まる店内に

プライべートで他のイベント集会から帰り

ウィルス感染の可能性を

持ち込む事は無責任な行為にほかなりません。

お客が安心して来れる店にしなければいけないのです。

「クリーニング店に行ったらウィルスもらいそう」

何て思われたらいけないのです。

お客様の不安な思いになってはいけないのです。

なのでこの時期に当店スタッフ一同

イベント・集会には出かけないように

心がけております。

今回は文章だけになりましたが、

私たち業界は特に神経質になっている事を

ご理解いただくために記しました。

皆様が一刻も早く

この難局を乗り切れますよう願っております。

                             Royal MIYABI

ネクタイについて

ネクタイは唯一機能性のない衣料品です。

なのでビジュアルが重視され、

おしゃれの要と言っても過言じゃないでしょう。

ループの部分や生地の重なった部分は

一目でわかるので

押さえ過ぎないようにと

アイロンがけには慎重になるのですが

刺繍等は

熟練者や経験者が少なかったり

ネクタイの構造を理解できてないまま

一般品の様に処理しますと

アタリを出したり

紙のようにペッタンコに仕上げたりと

折角のお洒落の要であるネクタイの

品がなくなってしまいます。

まあネクタイの刺繍がどのようになってるか

分解しないと知るすべはないのですが

裏側はかなり入り組んでいます。

 

 

GUCCIのネクタイを水洗いしてしまったとかで

持ち込まれたのでばらしてみました。

これを見たら

否が応でも気を付けるようになりますね。

アタリやテカリがないように

そしてアイロン幅より狭いネクタイのエッジを潰さずに

仕上げるためにはそれ相応の技術と道具が必要となります。

 

 

ネクタイひとつで

あなたのお洒落感がグレードアップします。

ネクタイのクリーニングは

熟知した専門店にご依頼されることをお勧めします。

**

ネクタイ仕上げの上手な店の見分け方

①裏の当たりが出ていないか

②エッジが潰れていないか

③全体に丸みを帯びて厚みを感じられるか

④全体がよじれていないか

⑤大剣がピシッとしてるか

 

**

最後にアドバイス。

ネクタイをするのはほとんど男性ですが、

日本人は黄色人種なのでパーソナルカラーからいうと

男性に限ってどのタイプにも

オレンジは合わないのです。

バランスの良いコーディネートを求めるなら

オレンジ色は避けた方がいいですね。

もしどうしてもオレンジを使いたいのなら

黄もしくは赤寄りのオレンジを選んでください。

お洒落のメンテナンスなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

革ジャンの色修正と言っても半分コロコロの話題ですが。

3月も半ばを過ぎました。

そろそろ温かくと思ったら、

急に雪降ったり、

コロコロ騒ぎで人の動きが凍りついてます。

出来るだけ集まらないようにとのお達しで、

娯楽・文化・教養なども大ダメージですね。

”病院に行くほうが危険だ”なんて

妙に説得力がありますね。

最近知ったのですが

“感染者差別”が起きているとか。

腹立たしいことです。

明日は我が身ですのに。

我々サービス業も

人の動きが止まればただ事ではありません。

特にクリーニングは環境衛生にかかわる業種で

人が集まらなくとも

人の持ち物が集まる業種で

いわば感染のハブ業種に成り得るため

普段から環境衛生に関しては十分注意を払っております。

とりわけ当店店内では大型の空気清浄機を配備し、

まあウィルスに効果があるのかどうかはわかりませんが

付属の加湿器にはAgイオンを添加しております。

なぜAgイオンかと申しますと、

よく使われてる市販の抗菌剤で

当店スタッフの手荒れがひどくなった経緯があります。

内容成分を見ると

次亜塩素ベンザルコニウム塩

配合されています。

次亜塩素

漂白作用がありますので、

我々クリーニング店頭においては

空気清浄機による空中散布は

お預かりのお召し物に問題が起こるのではと。

ベンザルコニウム塩

一般的に消毒剤によく使われているいますが、

第四級アンモニウム塩に分類され

アレルギー等健康への影響が気になります。

(お使いの抗菌剤の裏ラベルに必ず表記があるはずですので確認してみてください。)

なので

当店では空気清浄機用のAgイオンを使用しています。

Agは酸化すると黒ずむのですが、

使用しているものはクラスタがピコレベルなので少量で済みます。

**

私のこれまでの経験上

いつもインフルエンザがは流行ると

私が一番最後にかかるんですよ。

感染経路からいうと大概

子供-嫁-私と言った順です。

そうすると一番きついんですよねぇ。

ウィルスは変異しやすいので

きっと移る時に少しずつ耐性を身に付けてるんでしょうね。

どうせ防ぎきれないんだったら

体力付けて同時に感染して

抗体を作っちゃおなんて

思っちゃうんですよねぇ。

コロコロは今のところ毒性は弱いんで

今のうちに・・・

なんて考えちゃダメですよー。

**

今月はレザー月間と言うことで

数々の革製品のお手入れを賜っております。

ランキングで申しますと、

靴、バッグ、ジャケットと言った順でしょうか。

やはり使用頻度と比例してますね。

そろそろ温かくなってきましたので

ジャケットの順位が上がってくるものと思われます。

お得な3月中にお持ち込みください。

今日はレアな革ジャンをご紹介。

これはラスベガスで購入したそうな。

インパクトありますねぇ。

日本で着るにはちょっと勇気がいります。

そんなわけで仕舞ってたら、

カビで塗装がやられてしまったそうです。

 

塗装がのりにくい表面なので

下処理をしっかりしないと

すぐにまた剥げてしまいます。

柄も複雑なので

繊細に顔料を入れ込んでいきます。

顔料もそのままでは弱いので

少し工夫して強度を上げています。

ちょっと専門的なことを言うと

ウレタン樹脂の比率を上げてやると縦膜が

アクリル樹脂の比率を上げてやると横膜が

しっかりしてきます。

金ラメは箔を張ると剥がれやすいし

調色出来ないので、

金粉と銀粉を混ぜて色目を調節してます。

筆より綿棒の方がうまくいきます。

 

お客様に許可を頂き全身を撮影させて頂きました。

いざ着てみると派手ではありますが、

そんなに違和感がないのは

お客様のキャラのせいでしょうか。

出来上がりにご満足頂き、

着て帰られました。

ちなみにこの方、茶道・華道の

師範の免状を待っておられます。

**

当店では革衣料品のサイズダウンも行っております

眠ってる革製品、そのままミイラにせず

一度お持ち込みされてはいかがでしょうか。

レザーのお手入れなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

3月は03レザー月刊ですよ。

3月に入りました。

3月と言えば桃の節句。

節句は季節の節目の行事で

中国の陰陽五行説から来てるようですね。

1月7日 七草の節句

(七草粥をいただきましょう。)

3月3日 桃の節句

(菱餅・桃酒を頂きましょう。)

5月5日 端午の節句

(チマキ柏餅を頂きましょう。)

7月7日 七夕

(素麺を頂きましょう。)

 9月9日 菊の節句

(菊酒を頂きましょう。)

1月1日は特別な日なので7日になってます

旧暦から新暦に変わって

日にちと季節が合わなくなったり

菊の節句もなくなったりで

かなり人の都合で変えられたりしてます。

陰陽五行説は奇数と五がキーワードですが

四季をどう五等分するのか、

まあそんな事もどうでもよくて

冬でもスイカが食べられる季節感のない現代で

せめて暦の上の”節句”で

季節を感じようではありませんか。

うちも初孫ができ、

お雛さまもひと際うれしそうです。

当店も「Royal MIYABI」風に

瑠璃雛で小洒落てみました。

ガラス好きの私にピッタリの

瑠璃雛と雪洞に金赤グラス。

今ではガラスの赤は銅やセレンで出しますが

このグラスは藤原ガラスと言って20世紀中ごろの物で

純金を使って紅色を出してます。

これを作った藤原氏はもう亡くなり

製法は誰にもわかりません。

私はこのグラスの逸話を聞いたとき

私どもの技術も墓場にもっていってはいけないと

伝承の機会をうかがっております。

我こそはと思う方がいらしたら、

どうぞ門を叩いて下さいな。

**

さて3月は03レザー月刊です。

冬の寒さを乗り切ったレザー様、

お肌が乾燥してますよ。

保湿加脂してあげないと実年齢より老けてしまいます。

いつまでも

瑞々しく健康な肌でありますように

瑞々しいレザーはあなたの彼氏彼女と同じ

そばにいるだけであなたはトキメキます。

あなたの良きパートナーとして

癒してあげてくださいね。

お困りの革製品やメンテナンスなど

専門スタッフが常駐しておりますので

何でもご相談ください。

ご依頼、ご要望など

満足から感動まで

限りなく提供させていただくつもりです。

なお

お手入れ・修理などで

¥5,000以上でコロニルの

シュープリームクリームデラックス1909サンプルを

¥10,000以上でユニタスの

クリーナー&プロテクトレザーケアシートをプレゼントさせて頂きます。

どちらも当店のお手入れ推奨商品です。

シュープリームクリームデラックス1909

ユニタスのレザーケアセット

レザーでお困りなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

コロナウィルスどうでしょ。

コロナウィルス大丈夫ですか。

今日はお仕事全然関係ありません。

国内であちこち勃発し、

もう感染源は?とかのレベルではないようですね。

今回のウィルスの特徴は

毒性は特別強いわけではないが感染力は強い。

潜伏期間が12~14日。

渡航歴のないかたの反応がそろそろ出始めましたね。

お気の毒です。

と言うことは今の発症者は12~14日前に感染と言うことで

その頃はまだイベントに規制もなく

保菌したまま自由に行動していた事になります。

今、あちこちでイベントが中止になり

出来るだけ人込みや集会は避けるようにと

手洗い奨励、除菌抗菌と

防衛策の注意呼びかけは盛んですが、

もうすでに保菌者は各地に広がり

もう防御は出来ないような気がします。

(でも防衛は続けてくださいよ。)

ここからは先は私個人の考えですが、

そろそろ水ぎわとかの他力本願から

万が一感染した時の抵抗力、

自力本願にも意識を向けたほうが良いのでは。

人間には免疫という万能なパトロール隊が備わってます。

今からは

このパトロール隊をしっかり鍛えて大事見至らないように

自己防衛に努力しましょう。

免疫力

外敵から身を守る免疫と言うシステムで

文字通り「疫病が免れる」事で

血液の中の”白血球”がその役目をします。

”白血球”は数ある免疫細胞の総称で

好中球、好酸球、好塩基球、

キラー細胞、NK細胞、

マクロファージ、T細胞、B細胞・・・

癌に対抗するもの、ウィルスに対抗するもの、細菌に対抗するもの、

色々在りますが

今回の様にウィルスに関係する代表的なものについて

好中球、マクロファージ、T細胞、B細胞を簡単に説明。

まず貪食細胞と言って

やたら外敵を食いまくる細胞に

好中球、マクロファージがあります。

血液検査で言う白血球数のほとんどがこれに該当します。

細菌などの増殖力の強いものは体が弱ったりすると

増殖を食い止められない場合があります。

ほっておくと血液中に細菌があふれかえり

敗血症を起こし死に至ります。

こうならないために抗生剤の力を借ります。

しかし自ら増殖する細菌には抗生剤は効きますが、

ウィルスの様に自己増殖しない(人間の細胞分裂の力を借りる)ものは

抗生剤は効果がありません。

(風邪ひきで抗生剤が処方されるのは風邪で弱った体に細菌が感染するのを防ぐためで、風邪を治す薬ではありません。)

そこでマクロファージと言う貪食細胞の出番になります。

マクロファージはただ食いまくるだけでなく

口が肥えてるせいか外敵(ウィルス)の味見をします。

この外敵(ウィルス)のことを抗原と言います。

そしてこの抗原の成分分析をするわけです。

この分析に数日要します。

次にその分析結果をT細胞に伝えます。

T細胞は何をするかと言うと

マクロファージから受け取った分析結果をもとに

どうすれば抗原を無効化できるかを検討します。

いわゆる抗体の処方箋ですね。

この処方箋作りにも数日かかります。

出来た処方箋を今度はB細胞に伝えます。

B細胞はその処方箋通りに抗体を作り、

ここにも数日かかるわけですが

一気に抗原(ウィルス)を無効化するわけです。

マクロファージからB細胞までの

抗体が完成するまでの日数が

潜伏期間より長いと発症します。

免疫力が衰えると抗体が中々出来ず、

発症してどんどん体力がなくなると死に至ることになります。

今お亡くなりになってる方のほとんどが高齢で

これに当てはまるのではないでしょうか。

最近は除菌や抗菌グッズが増え

過剰な衛生意識が免疫力を退化させ

人本来の抵抗力が低下してるように思います。

お年寄りはもともと体力がないですならこのリスクは大きいですね。

今回のコロナウィルスは潜伏期間が12~14日だそうですから、

日ごろからしっかりと免疫力を上げる工夫をし、

潜伏期間内に押さえる事が出来れば

発症のリスクは抑えられます。

ではどうすれば免疫力を上げられるのか。

”風邪やインフルエンザは寒い乾燥したところが好き”と言われます。

これは風邪やインフルエンザのウィルスが

温かい湿ったところが嫌いと言うことです。

言い換えるとウィルスの敵である

免疫が元気になるということです。

キーワード1.熱

皆さん風邪やインフルエンザにかかると熱が出ますね。

あれは一刻も早く回復させるために免疫を強くする必要があり

脳が汗腺を閉じて体温を上げているのです。

つまり体温あげて免疫を元気にしてるのです。

ただ上がり過ぎて42度を超えると

元気な細胞がのぼせてしまい、

やがて死んでしまいます。

普段から体温36℃より下がらないように心がければ

健康的な免疫は維持できます。

体温が35℃代の人は要注意です。

キーワード2.湿度

湿度が上がると感染場所である体の粘膜が潤い

免疫細胞が感染の最前線にどんどん送り込まれてきます。

マスクは自身の吐いた水蒸気を還元し、

のどを潤してくれます。

やっつけた感染細胞は血液を流れ

やがて腎臓でろ過されて排出されます。

この時も水分を十分に取っておかないと

腎臓の浄ろ過機能が詰まり気味になり

ひどい場合は腎不全を起こし、全身に毒が回ります。

お部屋のエアコンは空気が乾燥しますので

加湿器の併用を忘れずにね。

キーワード3.食事

体に良い緑黄色野菜と言われますが、

緑黄色野菜は抗酸化物質が含まれているので

その様に言われているのですが、

鉄分の多い野菜は避けたほうがいいかもしれません。

鉄分は人間の細胞分裂の際に多く消費されるそうです。

ウィルスは自分では増殖できないので、

人のDNAに寄生し、人の細胞分裂の際に自分もコピーさせるという

姑息な手段で増殖をします。

なので抗体ができるまでは

逆にウィルスの増殖を促進してるのではと考えます。

(いずれも私的考えですよ。叩かないでね。)

やはり免疫力を上げるには淡色野菜かな。

私は白い丸い野菜がいいと思ってます。

玉ねぎや白菜、キャベツ、大根など。

そしてキノコ類も免疫力を上げてくれます。

で、何が言いたいかと申しますと

皆さん、

この時期は、

なんと言っても、

「鍋!」

鍋を食べるんじゃなくて鍋料理ですよ。

白菜、大根、シイタケ入れて

「鍋!」

「鍋!」

「鍋!」

土鍋の遠赤効果は温まるし、

湯気いっぱいだし、

白い丸い物たくさん入ってるし、

お酒もすすむし。

「鍋(料理)を食べてコロナをやっつけよう!」

お洒落のメンテナンス

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

 

Yシャツの仕上げについて

さて今日は

Yシャツ、カッターシャツの手仕上げについて

よく街で見かける「朝出して・・」

その日のうちに仕上がるのでとても便利です。

また会社員様は毎日着るものですから

百円台~二百円台は魅力的ですね。

できる限りの機械化で生産性を上げ

コストを下げております。

まず汚れが落ちやすいように高い温度で洗います。

そして脱水機でしぼった後、

濡れがけと言って

濡れた状態でプレス機でしわを伸ばします。

プレス面が広いので広範囲を一度に押さえきります。

当然早く乾かさないといけないので高温のプレスになります。

あまり人手をかけないので低コストで

ノリが効いてパリッとし、

気持ちの良い仕上がりになります。

一般的な機械仕上げのクリーニングですね。

*

一方、手洗い手仕上げと言うのがあります。

当店ではこの手洗い手仕上げがメインとなります。

(勿論一般的な機械仕上げもありますが。)

こちらはオーダーシャツやブランドの

高級シャツに向いてます。

 

生地に負担をかけないように

低常温で洗いますから

高温に比べ汚れが落ちにくいので

襟首や袖口の汚れは

あらかじめシミ抜きレベルで落としておきます。

そして脱水後、一日ハンガーに吊るして乾かし

アイロンがけをします。

各パーツごとに押さえるので

微妙なシルエットが再現できます。

こちらは職人技術を要し、ひと手間二手間かかりますので

当然コストがかかります。

これこそがクリーニング師の資格を持った

プロ職人の醍醐味ですね。

*

芯地について

リーズナブルなシャツはトップヒューズ芯という、

芯地を表生地と裏生地の間で樹脂で一体にした

完全接着芯を使ってますので

一枚の厚紙のような感じで

縫製しやすく比較的シワになりにいので

上記のような一般的な機械仕上げのクリーニングに耐えます。

よくカッターの襟裏やカフスの内側が

芯地が縮んで伸ばしきれない

シワの出来たものを見かけますが、

 

写真のシワはまだましな方で酷い物になると

二重三重に重なったシワの物も少なくありません。

数万円もした高級シャツなら(涙涙)の台無しです。

実は

高級シャツと言われるものは

フラシ芯という表生地と芯地と裏生地が分離ものを使っています。

これは生地に余裕があるので

風合いや着心地がよく高級感をかもし出しますが

縫製が難しく、職人の熟練を要します。

そんな高級シャツを一般的なクリーニングにすると

高温で芯地が縮みダブついた生地をプレス機で押さえるため

二重三重にシワが重なります。

縮んだ芯地は残念ながら元には戻りません。

テーラーさんに「これは手洗い手仕上げしてください。」

と言われたら

芯地にフラシ芯を使ってると思ってください。

テーラーさんにとって

我が子の様に

手間暇かけて作り上げたオーダーシャツを

高温洗い高温プレスにさらす事は

耐え難い思いでしょう。

手仕上げではハンドアイロンで細かく

丁寧に押さえていきますので

芯地の縮みは最小限に抑えられます。

時には背広を仕上げるより時間のかかる事もあります。

なので

一般的なクリーニングよりコストはかかりますが、

コストパフォーマンスは遥かに良いのです。

大事なシャツをお洒落に着こなすために

是非とも手仕上げを指定してください。

ここから宣伝ですが、

当店の手仕上げは私自身がシャツを完成させる

作品なのです。

プロ職人の着心地をご堪能くださいませ。

 

お洒落のメンテナンスなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI (ロイヤル ミヤビ)」

プリペイド20%増量キャンペーンまもなく終了ですよ。

2月も半ばを迎え

今年は1日多いとはいえやはり寒い短い月ですね。

1月より続けてまいりました

当店のプリペイドカード

「メムザカード」の20%増量チャージ

おかげさまで大好評ですが

いよいよ15日をもって終了となります。

通常のチャージは5%アップで

誕生月は10%アップです。

2月誕生日の方は15日までなら

20%アップですのでお急ぎくださいね。

 

本日はお知らせのみです。

お洒落のメンテナンスなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

 

ダウンベストについたインクのシミ

2月になりました。

節分

早速当方も恵方巻を丸かぶりしております。

恵方巻は江戸時代から始まり

当時は「丸かぶり寿司」と呼ばれていたそうです。

「恵方」とは

「歳徳神(とくとくしん)」の居る方向で

その年の「開運」をつかさどるそうな。

その「歳徳神」様のおわしまする方角を向いて

太巻きをを丸かぶりして祈るということです。

なので祈っているときは

ぺちゃくちゃ喋ってはいけないのです。

ただ、「歳徳神」には失礼な言い方ですが

落ち着きがないというか

毎年おわしまする場所が違うので

「今年の方角は・・」となるわけです。

実は「十干」に基づき五年周期で決まってます。

因みに今年は「西南西」。

そして節分といえば

豆巻き。

「節分」は「季節の分け目」のことで

実は年に四回あります。

そして最初の節分は「春」の訪れを意味し

魔を寄せ付けないように

魔を滅する→「ま・め」→「豆」バンザーイ!

「鬼は外、福は内!!」

私どもでは

「シミは外、服は内」

をキャッチフレーズにしてますが

汚れを滅する→「よ・め」→「「嫁」

などと決して恐れ多くも「嫁巻き」など風習はございません。

嫁が舞うという風習もございません(汗)。

さてさて、鬼の居ぬ間に本題へ。

今回のお題は

「ダウンベストについたインクのシミ」でございます。

処理するとどんどん広がっていくので

業界では「インクの爆発」と言わてれいます。

実際、内側ポケットにボールペンのインクがこぼれ

ダウンを通過して表に滲みだしています。

触るとカチカチで指につきます。

赤く見えるのはインクの濃度が濃いと

ブロンズ現象と言って赤っぽく反射します。

マジックインキを重ね塗りすると

赤っぽく反射することでお分かりいただけると思います。

不幸中の幸いは黒色であること。

これ地色が淡い色なら完全には取れきれない可能性大で、

返品コースです。

今回も内側は御免の約束です。

さてダウンは保温機能が主目的なので

表地に水や空気の通りにくい工夫が施されています。

一般衣料のように処理後に薬剤を濯ぎきる事が

困難なわけです。

つまりは表面から吸い出すしかないのです。

これは地道な作業で

この日は他のしみ抜き作業すべて放棄です。

写真のようなインクの山が数回。

インクの爆発処理が高くつくのが

お分かりいただけると思います。

で、問題はしみ抜きに使った薬をどう濯ぐか。

最近は特に高級ダウンは洗えない物が多く、

強引に洗う手もあるのですが

表側の部分処理なので・・。

まあ「百文は一見にしかず」でご覧ください。

当店の最大キャンペーンの

「プリペイドカード20%増量チャージ」

2月の15日まで好評続行中です。

1000円単位で上限はありません。

1億円入金していただいても結構ですよ(笑)。

5万円入金ですと6万円分のポイントチャージです。

新規の方も是非この機会に

当店とお付き合いくださいませ。

 

しみ抜きで困ったら

セレブが選ぶ高級クリーニング

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

スタジャン袖の黄ばみ

お正月を過ぎると

関西では

最初の行事は「えべっさん」。

関西以外ではどうなんでしょう?

毎年仕事始めに活気を頂きに

西宮えびすに参ります。

9日 宵戎(よいえびす)

10日 十日戎(とうかえびす)

11日 残り福(のこりふく)と

3日間賑わい、

比較的すいてるであろう宵戎にお参りいたしました。

おいおい、活気を貰いに行くという

縁起担ぎなのに

何ですいてる日を選ぶねん矛盾じゃ。

いやいや、本えびすである十日えびすに行くと

すごい人ごみで表大門まで入場制限がかかり

さらに本殿まで列で区切られ

仕事終わってからのお参りは

終電に間に合わない事もあるのです。

すいてると言ってもかなりの人ですので

充分活気を頂けますデス。

何事も無理せず順調にいくのがよろしいかと。

西宮えびすでは神社内にある「いずみ茶屋」で

甘酒とゆでたまごを

食べるのが私どもの「お約束」であります。

なんで甘酒とゆでたまごなのかと店員さんに聞くと

「えべっさんのお乳を飲んで小判を頂く」らしい。

あれ?去年は

「えべっさんのお乳を飲んで世の中まーるく過ごしましょ」

なんて言ってなかったっけ?

で、えべっさんは女性かよ。

神さんに男女はないらしい。

そんなら弁天さんは??

天女。

しらんけど。

小判説の方がもっともらしいなぁ。

どうでもええけど。

とにかく福娘さんに福笹貰って

今年も「春夏冬、二升五合」よろしくで御座います。

それなに?て人のために解説。

「春夏冬、二升五合」

「秋無い(商い)、升升半升(益々繁盛)」

*

さて本日のお題は

「スタジャン袖の黄ばみ」

父からの譲り受けで

袖のレザー部分は黄ばみと少々ペイントが剥げて黒ずみ

これは色補正で塗るしか方法がない。

父の物をそのまま来たいので

出来るだけ色補正はしたくない。

と言う事で黒ずみも黄ばみも

取れないこと了解でお手入れコースでお預かり。

「ちょっと待ってください!」って

テレビショッピングじゃないけど、

そっとお客さんが帰った後でつぶやく。

実は革を漂白する秘策があるんです。

これまでの革に対する漂白のリスクを検証し、

一つ一つリスクを回避してきた結果、

今回のケースはリスクを伴わず

有効であると判断しました。

今回は顔料仕上げの革ですが

アニリン革なども効果があるんですよ。

完全には消えませんが、かなり薄くなります。

バッグや財布などの黄ばみも

対応してくれる店ではほとんどの場合、

上から顔料で隠ぺいして黄ばみを隠してますが、

この技を使えば隠ぺいしなくても自然な形のぼかせます。

ただし黒ずみは効果ありません。

革を愛する皆様、

黄ばみを顔料で隠すのと、

風合い風格そのままで黄ばみをぼかすのと

どちらを選ぶかはあなた次第です。

*こんな技を学んでみたいと思う個人事業者様お問い合わせくださいな*

*

只今、「Royal MIYABI」「Cleaning MIYABI 上野店」では

両店共通のプリペイドメムザカードのお得増量キャンペン中です。

1000円でなんと20%増しの

1200円分のポイントチャージになります。

1月~2月半ばまでの

一年を通して最大のお得キャンペーンですので

是非ご利用ください。

例としまして

ご贔屓様におかれましては

昨年度のおおよそのクリーニング費用を

この機会にまとめてチャージ利用されています。

年間通じて2割引きでお取引いただいてることになりますね。

また当店は5%還元事業店ですので

当店の20%増量・国の5%還元・各Pay社の還元サービス

すべて併用できます。

これはもう当店に来るしかないですね。

*

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

スタッフ一同

*

レザー&高級クリーニングのご相談なら

セレブが選ぶ

高度メンテナンス中塚クリーニング「Royal MIYABI」

 

新春のお慶び申し上げます。

新春のお慶び申し上げます。

本年度は6日(月)より営業となります。

今年は大きなイベントであるオリンピックが開催され

何かと活発な一年となります。

人が動けば当然お召し物も動くわけで

お召し物が動けば当然ケアが必要となってきます。

オリンピックは東京ではありますが

少なからずも関西でもその恩恵に

あずかれることと思います。

*

干支で言うと子の年

正確には庚子(かのえ・ね)ですね。

子はネズミに例えられますが

動物にあててはめるのは後付だそうです。

本来は植物の循環に例えて

子は循環の始まりで

種子に生命が宿る兆しの年らしいです。

ネズミはネズミ算と言われるように

たくさん子を産むので

繁栄の兆しの象徴にされたのでしょうね。

”決して猫をだまして干支に加えなかった”

という悪役ではありません。

*

ホームページもそろそろ古くなってきたので

このお正月休みの間に

リメイクしようかと努力しておりましたゆえ

ご挨拶が遅れたわけで御座いますが、

何も変わっとらんじゃないかと

当然突っ込まれるわけです。

当方ワードプレスを使ってますが、

そこにはフォー―マットのような

テーマが存在するわけで

そのテーマがかなり古く

新しく変えるにもこれまでの設定が対応できず

かなり奮闘しておりましたが、

これまでの積み重ねてきたアーカイブが

抹消されては困ること、

その間皆様のアクセスがあると

「???」な思いをされる事など

やはり手を付けない方が良いのではないか

という結論に達し結局放置に至りました m(。。)m

で、どうしようか。

今、別に新たに製作中でございます。

完成いたしましたら随時そちらへ

ブログ更新していきたいと思っております。

新年早々だらだら書いてしまいましたが

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

お洒落のメンテナンスなら

 セレブが選ぶ高級クリーニング

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

汗と日光による退色

クリスマスが近づくと

神戸北野町では赤い服着た翁たちが

ぞろぞろと家に張り付き

街は活気に

いや商機にあふれております。

と言いつつも

このブログを書いてる時は

すでにイブですが。

このイベントが終われば

いよいよ大忙しの年の瀬ですね。

平成から令和、消費税と

何かと大きなイベントで疲れてる暇のない一年でしたが

ひそかに活気づいてるインフルエンザ―、

年明けでホッとしたころに病みませんように

皆様、健康第一で新年をお迎えください。

*

さて本日のお題は

汗と日光による退色であります。

オレンジ色のシミを取ってほしいとのご依頼ですが

脇の下やら背中などに点在し

明らかに色抜けです。

なぜ色が抜けて赤っぽいかと言いますと

地色のグレーの中には赤・青・黄が混ざっております。

その中から青っぽい色が抜けますと

オレンジっぽくなります。

なので抜けた青っぽい色を足してやると

元のグレーに戻るというわけです。

当然、”何で青が抜けるねん”

と突っ込みが聞こえてくるわけですが

お答えしましょう。

実は色はそれぞれ比重が違いまして

青色は一番比重が軽いのであります。

ここは”なんでやねん”の突っ込みは無しです。

青は一番軽いのです。

上の写真のように色を混ぜて放置しておくと

青色が上に分離します。

つまり同じ明度の色であれば

青は一番粒が大きく数が少ないのです。

汗と日光でどの色も同じように壊れても

青が最初になくなるからです。

数字で表すとよくわかります。

グレーを作るのに

黄8個とすれば赤5個青3個と言ったところでしょうか。

汗と日光で均等に3個ずつ壊れると

がなくなり黄5個赤2個が残ります。

これでオレンジっぽくなるのがお分かりですね。

みなさんちょっと賢くなりましたねえ。

と言うわけで修復の様子を見てみましょう。

しみ抜きメンテナンスのことなら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」

布製トートバッグに付いたシミ

当店では受付で”シミ”に「お」を付けて

”おシミ”と表現してます。

何故かって?

シミは人間が自分たちの都合で付けて

不快なものと判断してるだけで

実は何の罪もないのです。

せめてもの心遣いなのです。

頭に「お」を付けると上品に聞こえるけど、

でもね、

絶対に頭に「お」を付けてはいけないことがあります。

それは

「躾(しつけ)」

*

今日は久しぶりにしみ抜き事例を投稿してみましょう。

布製のバッグはレザーのバッグよりは処理しやすいのですが、

問題点が2つあります。

先ず1番目に

バッグというのは

中に物を入れるという機能と

入れたものを守るという役目があります。

雨や不可抗力のから中の物を守るために

内袋のあるものは裏側に樹脂をコーティングしてあります。

そのためにたとえ布製であっても水を通しにくく

濯ぎきれないのです。

しみ抜きのように部分処理をするときに

濯ぎきれず薬が残留する恐れがあります。

2番目に麻の様な素材は漂白処理をして

白くしてますが水に濡らすと

繊維内部のアク(?)が出て来るのでしょうか

処理して濡れた部分が乾くと

黄色く輪ジミになることがしばしばあります。

麦わら帽子が濡れるとシミになりますね。

あのような感じです。

レザーでなくても結構大変なのです。

家庭で処理してひどくなり

持ち込まれる方が結構いますが

取り返しのつかない結果になっていることがよくあります。

ご家庭で対処される場合、

上記のことを念頭に置いて

下記の「4ナイ」事を守って頂ければ

ダメでも持ち込んでいただければなんとかなりますが、

出来るだか触らずにお持ち頂いた方が安全ですね。

特に色柄物やブランド物は触らずにお持込ください。

*

「4ナイ」

その①熱をかけナイ

内側のコーティングが染み出すことがあります

その②塩素漂白はしナイ

素材を変質させその後の処理不可になります

その③こすらナイ

素材の表面がダメージを受けます

その④洗剤や薬を残さナイ

残留物が素材を脆化させます

処理方法についてはここでは触れませんが、

当店では上記の「4ナイ」をクリアした方法で

安全に処理を行っています。

*

今回のお品は色出の心配とシミの漂白が必要だったので

お預かりしましたが

トートバッグの通常の汚れレベルでしたら

色出の心配がなければ汚れの部分に中性洗剤を付け

ご家庭で洗濯機で洗っても大丈夫と思われます。

内袋のあるものは脱水しきれませんので

形を整えて下向きに干しておきます。

あくまで自己責任でね!!


お洒落のメンテナンスなら

セレブが選ぶトータルケア

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

レザーのプレメンテ(初期メンテナンス)

今年もあとわずか

ひと月をきりました。

新元号・消費税・天候不順と

何かと話題の多い一年ですが

何といっても天候不順が

我々にとっての大事件です。

思わぬ不可抗力や雨風に見舞われ

シミ汚れとお友達になられた方々多いんじゃないでしょうか。

今年一番多かった依頼は

「買ったばかりで・・」。

一般衣料品ならシミ抜きやらクリーニングで

ほとんど対応できますが、

いざ革製品となるとそうはいきません(T_T)。

特に水の吸い込み易いヌメ革やアニリン革は

泣くに泣けませんね。

水じみも油じみも革製品にとって

悪影響を及ぼすものではありませんが、

買ったばかりのお品に付いてしまったら

やはりショックですねぇ。

高価でデリケートな皮革製品は

購入後に汚れる前に初期メンテをお勧めします。

当店の初期メンテは表面だけでなく

内部に浸透し内側からもプロテクトしますので、

万が一シミが付いても被害が最小で済みます。

効果が6か月ほど続きますので

半年ごとにメンテナンスするのが理想的ですね。

ちなみに

財布1500円からジャケット3500円となってます。

今日は宣伝となりました(^^;)。

皆様、風邪流行ってます。

あなたの初期メンテは

うがい・手洗い!

そして

マスクはあなたの為でなく、周りの人の為。

気配りも社会貢献の初期メンテ。

レザーのメンテナンスなら

セレブが選ぶ

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

エキゾチックレザー

久しぶりにレザーの講習会に参加してまいりました。

エキゾチックレザーの講座がカリキュラムに追加され

私も最近はあちこちで講義をしたりしてますので

参考になればと理論武装しに行ってまいりました。

メンテナンスをするものとしては

エキゾチックレザーの解剖学的な話を期待していたのですが、

出席者も販売業者さんが多いせいか

ワシントン条約がらみの流通関係の話が中心でした。

そん中で

いろんな種のレザーを実際に手に取っての説明は

得るものも中々多かったです。

”エキゾチックレザー” イコール ”爬虫類”との認識がありますが

ダチョウ(オーストリッチ)・サメ・エイ・カバ・象なども

エキゾチックレザーの仲間になります。

私なりに分類を考えてみますと

毛穴やシボがないことと部位によって模様が違うのが

エキゾチックレザーかなと。

因みに写真はエレファントレザー(象)の鼻、右下は胴部分ですが

シボも毛穴もありました。

ワシントン条約の規制が緩み、

お目にかかる機会があると思います。

丈夫な革なので財布などに適している様です。

私個人的には”狩り”によって得られた革は少し抵抗があります。

もし手にする事がありましたら

愛情を持って接してあげてくださいね。

エキゾチックレザーは一般的なレザーに比べれば消費量は少ないのですが

表面の模様が多様で美しく

衣料品よりもバッグ・財布と言った小物アイテムに多用されてます。

特にワニ・トカゲ・蛇など腹を地面に擦って移動するものは

同種でも背割り腹割りで随分と模様が違います。

最近では型押しも進化し

牛革でも爬虫類と見分けがつかない物もありますが

ルーペでよく見ますと流石に毛穴は隠せないようです。

勿論エキゾチックレザーと謳えば偽物になりますが

メンテナンス性や柔軟性の良さを考えると

エキゾチック風として楽しむのは大いに賛成であります。

動物愛護の観点から考えますと

基本的に食用になるものを推奨したいものですね。

パイソン10m以上の長さは圧巻です。

美しい柄が魅力ですが

生前にはお目にかかりたくない逸品です。

上記にも書きましたが

私個人的に”狩り”によって得られた革はやはり抵抗があります。

もし手にする事がありましたら

あなたの元へ来たことが幸せであるように

愛情を持って使ってあげてください。

今回は理論武装というより向学と言ったところでしょうか。

 

レザーのメンテナンスなら

誰もが認める

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

心使いの一言。

台風の真っただ中、お店は臨時休業しましたが、

仕事場では一生懸命働いております。

そんな中、チャイムが鳴り

”こんな日にお客さんかよ”と思いながら出てみると

宅配でした。

多くの店が閉める中、

もはやインフラともいえる宅配業は

ぎりぎりまで止められないんですねぇ。

たかが知れてる荷物ですけど

雨の中お届け物を雨から守り、笑顔で任務遂行。

私も宅配のバイトをしていた頃がありますが、

雨の日の業務はつらいものです。

お届け先から「雨の日大変ですね。ご苦労様。」

「ご苦労様」はご挨拶のようなものですが

「雨の日大変ですね。」の一言が暖かく

一杯のコーヒーより癒されたものです。

*

「○○様のお荷物で間違いないですね。」

「はい、間違いないです。」

「お留守でなくて良かったですわ(^_^;)」

「ご苦労様、こんな台風の中有難ね、

この後も気を付けてね。」

 

お洒落のメンテナンスならセレブが選ぶ

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

本日(10月12日)臨時休業のお知らせ

皆様、台風です。しかも大きいです。

直撃ではありませんが歩いていると

支えきれないような突風が吹いて来ます。

「Royal MIYABI」はこんなことには負けない

などと言ってる場合ではありません。

当日(本日)の様子での急な決定ですが

皆様の安全を第一優先に

臨時休業です。

上野店も臨時休業です。

気象庁も「不要な外出は避けるように」と

「Royal MIYABI」も「本日の持ち込み引取りは控えるように」と

交通機関も「計画運休」

なにとぞご理解のほど

よろしくお願いいたします。

m(__)m

お洒落のメンテナンスなら

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中塚クリーニング「Royal MIYABI」