バッグに水ジミ

2月です。

鬼は~外、福は~内

シミは~抜き、服は当店へ!

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まだまだ寒波などと

わが業界に対するイジメとも思える自然界の暴力。

「クリーニング屋壊すのに爆弾はいらん」とはよく言ったものだ。

いずれにしろ2月と言うのは我々業界にとって

一年での閑散期にあたり、

春の繁忙期に向けて各社環境整備や

技術セミナーの盛んな月であります。

この日曜日には当店でもレザー受付研修希望の方が数名訪れ

レクチャーを行いました。

若い方々はエネルギッシュで

私共にも元気をお裾分け頂いた次第です。

 

さて

鞄についた水ジミです。

何かをこぼしたのでしょうか?

染料染めのようで

表面処理をしているのか撥水効果があります。

こういった撥水効果のあるものでも

水は少しずつ浸透して行きます。

内側に浸透した水は

撥水処置をしてる為に乾きにくく

滞在時間が長くなると悪さをします。

この場合染料を溶かして移動させ

やがて乾いたところでキワが出来ます。

症状が軽ければ散らせるのですが、

今回は奥までしっかりとイジメられてます。

取れないなら隠ぺい!

は最後の手段。

染料ぞめなので安易に顔料を使って隠ぺいすると風合いが変わる。

ですが

あいにく染料ではキワは隠れません。

なので

染料で錯視技を使ってみました。

要するに見た目がわからなければ良い訳で

手触りが変わるより良しとしましょう。

皆様、撥水処理は通気性を保つために隙間があります。

水がはじいてるからと言って

油断なさらず

水断なさってくださいませ。

水がはじいてるうちに間に

払い落としてくださいね。

 

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