高級バッグの雨ジミ

おそらく100~200万はするであろう超高級バッグ

充分に注意してたにもかかわらず

突然雨にたたられ悲惨な結果になりました。

表面加工で一応水をはじくものの

長年の使用で加工が薄れ

水を吸ったものと思われます。

こういったものを隠ぺいなどと

安易な業者の方もおられますが、

一つ一つ手作業で職人さんが創り出したバッグ

言わば芸術作品。

1~200万もするバッグを

「はい、隠ぺいしましょう」なんて・・

メーカーさんへの冒とく。

メーカーではこれも「味」「歴史」「風格」「価値」、

決して触ってはいけないのです。

とは言え

超高級クリーニング店からのご紹介という事もあり

私どものできる範囲内で

「お手入れ」で最善を尽く事でご了解いただきました。

「お手入れ」と言っても

サッサ・パッパではなく

職人さんの製作風景を思い描きながら

職人さんに負けないくらい

コツコツ・重ね重ね一週間かけて

じっくり作業いたします。

*

話変わりますが

超高級ブランドといえば

「エルメス」

エルメスは元々馬具工房で

鞍と蹄を作っておりました。

ロゴマークを見れば馬車を引いてますね。

高級バッグのバーキンとケリーの違い

簡単な見分け方は

持ち手がバーキンは両側に2つに対してケリーは真ん中に1つ。

バーキンは

イギリスの歌手「ジェーン・バーキン」が

カゴに無造作に詰め込んでいたのを

エルメスの社長が見て

お洒落な詰めやすいバッグを作ろうと思い立って作ったとか。

ケリーは

もともと「サック・クロア」と言う商品名のバッグを

女優からモナコ王妃になったグレース・ケリーが

妊娠中のおなかをこのバッグで隠している写真が

雑誌「LIFE」の表紙にに掲載されて有名になり

エルメス社がモナコ公国の許可を得て「ケリーバッグ」と改名したとか。

*

我々庶民には自身の物として手の届かない代物ですが

幸い仕事柄、多くの本物に触れる事が出来ます。

小心者の素材から暴れ者の素材まで

価値を活かしたメンテナンスが出来る事に

そして皆様から重宝していただき

信頼を頂いてる事に

日々感謝感謝でございます。

お洒落のメンテナンスなら

中塚クリーニング「Royal MIYABI」

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